女子フィギュア金メダリストのアリーナ・ザギトワが1年半ぶり来日　“初出演”映画への想いを語る

2018年に行われた平昌五輪の女子フィギュアスケートで金メダルを獲得したアリーナ・ザギトワ選手（ロシア）が、本人役で“初出演”を果たした映画「ハチとパルマの物語」（28日より公開中）の公開に先立ち、およそ1年半ぶりの来日を果たした。

白鳥純一 | 2021/06/01

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秋田県大館市で行われた先行上映会にも、「車で10時間かけて駆けつけた」（本人談）と言うザギトワは、冒頭で「みなさんこんにちは。私はアリーナ・ザギトワです。元気ですか?」と、流暢な日本語で挨拶した。

秋田県大館市といえば、今年の2月に３歳を迎えたザギトワの愛犬、マサルの故郷でもある。

残念ながら、今回は帰郷を果たすことができなかったマサルの近況を尋ねられると、ザギトワは「マサルは元気です。『皆さんに宜しく』と言っていました」と報告。

「私は仕事の関係で出張も多く、（自宅を）不在にしている時もあるのですが、私が留守にしている時には、マサルは窓を覗きながら、私の帰りを待っているようです。家族から送られてくる写真で知るマサルの姿を見ると、私も非常に淋しさを感じる。早く会いたいなという気持ちになります」と、心温まるエピソードも披露した。

関連リンク：
・ハチとパルマの物語公式サイト　公式YouTube

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©2021 パルマと秋田犬製作委員会　

今回、ザギトワとマサルが特別出演を果たした「ハチとパルマの物語」は、1976年のモスクワ国際空港で起きた、実在のエピソードを元にして制作された作品だ。

検疫検査を通過できず、やむを得ず空港に置き去りにされてしまった忠犬パルマは、飼い主が迎えに来るその日を信じて、滑走路の傍らでじっと待ち続けていた。そんなパルマが、心を閉ざした少年コーリャと出会い、飼い主と再び出会うために奮闘する様子や、人間と犬の間に生まれた深い絆、そして心の触れ合いを描かれている。

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©2021 パルマと秋田犬製作委員会　

日露共同で製作された今作には日本からは渡辺裕之、藤田朋子、アナスタシア（映画初出演）、壇蜜、阿部純子らが出演。

日本の秋田犬、ハチ公とのエピソードも交えながら仕上げられられた今作は、先立って上映されたロシアで、初週の映画動員ランキングで1位を獲得するなど、多くの人の感動を誘った。

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©2021 パルマと秋田犬製作委員会

新型コロナウイルス感染対策の影響により、勝大とザギトワの対面は、ガラス越しで行われた。舞台挨拶を終えたザギトワは、「ハチとパルマの物語」のロケ地としても使われたという観光施設、「秋田犬の里」を訪問。

マサルと“きょうだい犬”にあたる秋田犬のオス、勝大（しょうだい）との対面を果たすと、「マサルにそっくりですが、毛が綺麗で強そうに見える」と印象を語った。

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©2021 パルマと秋田犬製作委員会　

舞台挨拶で「本当に素晴らしい映画なので、楽しんでください」と、ザギトワも太鼓判を押した今作は、5月28日より全国の映画館で公開されている。

「コロナ禍」の影響で、さまざまな不安や苛立ちを感じることも多いが、そんな社会状況だからこそ、人間と犬が織りなす心温まるストーリーに触れられていてはいかがでしょうか？

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©2021 パルマと秋田犬製作委員会　

ハチとパルマの物語　　5 月 28 日(金)全国ロードショー　
パルマと秋田犬製作委員会　配給:東京テアトル/平成プロジェクト

出演:
渡辺裕之藤田朋子アナスタシア壇蜜高松潤山本修夢早咲
阿部純子(友情出演) 堂珍嘉邦(友情出演) アリーナ・ザギトワ (友情出演)
アレクサンドル・ドーモガロフレオニド・バーソフヴィクトル・ドブロヌラヴォフ
監督:アレクサンドル・ドルガロフ Jr.　
脚本: アレクサンドル・ドルガロフ Jr./村上かのん
プロデューサー:益田祐美子

公式サイト：ハチとパルマの物語　　公式YouTube

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