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【Bリーグ第24節】島根が琉球との上位対決に勝利しゲーム差1!三遠は21連勝で独走状態に

「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 SEASON」B1第24節の12試合が、3月12日に各地で開催された。前節に続いて1試合のみの平日開催となった今節は、各地区の上位対決やオーバータイムまでもつれこむ試合が続出するなど、見どころ満載の好ゲームが繰り広げられた。※トップ画像出典/photoAC

Icon kinggear icon KING GEAR編集部 | 2025/03/18

東西上位争いはさらに混戦!地区2位以内を狙う熾烈な戦いが続く

東地区は、首位の宇都宮ブレックスと2位の群馬クレインサンダーズの上位対決。宇都宮は試合序盤からリードを保ち、第3クォーターを8点差で終えた。最終クォーターは群馬が猛追を見せ、残り1分を切って2点差まで詰め寄ったが、宇都宮が83‐77で逃げ切った。宇都宮は試合終盤で追い上げられる展開が、2試合連続で続いている。試合のクロージングが、リーグ制覇に向けての課題となりそうだ。一方、群馬はホームでの痛い黒星。宇都宮とのゲーム差は今季最大の5となった。同地区3位の千葉ジェッツふなばしが佐賀バルーナーズに85‐71で勝利したことで、千葉は群馬との差を2に詰めた。2位以内でのチャンピオンシップ出場の可能性も、まだ充分にありそうだ。

西地区も大一番の上位対決が行われた。首位、琉球ゴールデンキングスと2位島根スサノオマジックの一戦は、オーバータイムまでもつれこむ大熱戦。前半は島根が速い展開で主導権を握るが、後半に入ると流れが一変。琉球が第3クォーターに14‐0のランから一気に逆転し、このまま琉球勝利かと思われたが、第4クォーターも一進一退とオーバータイムに突入する。島根は主力選手2人をファールアウトで欠き劣勢かと思われたが、延長開始直後から果敢にリングにアタックし87‐84で勝利した。これにより、島根と首位琉球はいよいよゲーム差1となった。

渋谷がワイルドカード争いに望みをつなぐ2連勝

中地区首位の三遠ネオフェニックスは、名古屋ダイヤモンドドルフィンズとの一戦。前半は名古屋Dのオフェンスを止められず、第2クォーターで最大18点差のビハインド。後半も追いかける展開になったが、第4クォーター残り4分で逆転に成功する。しかし、試合終了間際、名古屋のスリーポイントが決まり同点で40分が終了。オーバータイムに入ると、三遠が連続得点で突き放し95‐87で勝利した。これで三遠は連勝を21に伸ばし、マジック12の独走状態となった。同地区2位で現在5連勝中のアルバルク東京は、ファイティングイーグルス名古屋との対戦だったが、流れをつかめず68‐80で敗戦。首位三遠とのゲーム差は7.5に開くも、3位シーホース三河が接戦の末85‐86で横浜ビー・コルセアーズに敗れ、2位3位のゲーム差は変わらず1のままとなった。同地区4位につけているサンロッカーズ渋谷は83‐66で川崎ブレイブサンダースに勝利し、2連勝。ワイルドカード出場に望みをつなぐ1勝となった。

西地区5位の広島ドラゴンフライズは、茨城ロボッツとの一戦。前半は終始ビハインド、後半はシーソーゲームとなったが、第4クォーター残り37秒スリーポイントで同点、直後にも得点を決め86‐84で広島が競り勝った。同地区4位、京都ハンナリーズは仙台89ERSと対戦し89‐78で勝利。3位大阪エヴェッサは70‐83で長崎ヴェルカに敗れ、ワイルドカードを狙う両者は明暗の分かれる結果となった。東地区5位のレバンガ北海道は滋賀レイクスとの対戦で116‐78の快勝。越谷アルファーズは、秋田ノーザンハピネッツとオーバータイムまでもつれこんだ激戦を93‐80で制し、14勝目を手にした。

北海道のドワイト・ラモスが7本のスリーポイントを沈めキャリアハイ

東地区3位の千葉J、佐賀との一戦で持ち味を発揮したのは富樫勇樹だ。前半は無得点に終わったが、後半は得意のスリーポイントシュートを沈めて15得点、10アシスト、ダブル・ダブルの大活躍。2位群馬と2ゲーム差となった勝利に大きく貢献した。名古屋Dの今村佳太は、第1クォーターのみで10得点を挙げ、29得点のシーズンハイを記録。惜しくも試合には敗れたが、第4クォーター残り8秒で同点のスリーポイントを決めるなど、最後まで首位三遠を苦しめた。

西地区白熱の上位対決では、オーストラリア代表の島根ニック・ケイが、チームハイの20得点を含む12リバウンド2アシスト1スティール2ブロックとオールラウンドに活躍。特に第4クォーターだけで10得点とチームを索引。オーバータイムにはファールアウトで出場できなかったが、代わりに入った前節新加入のアレックス・マーフィーがオーバータイムだけで8得点と躍動し、琉球にゲーム差1に迫る大きな勝利に貢献した。北海道のドワイト・ラモスは7本のスリーポイントを決めてキャリアハイの30得点を挙げ、チームも史上最多得点を記録した。

B.LEAGUE 第24節
試合期間:3月12日(水)

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