大迫勇也インタビューVol.2「初めて履いたスパイクはアシックス。物へのこだわりは…ないですね(笑)」
2016年、1年半ぶりに日本代表に招集されると、巧みなボールキープと得点力で日本代表のエース候補に名乗りを上げた大迫勇也選手。インタビュー2回目は初めて履いたスパイクや、目指しているFW像について語ってもらった。(全3回)
菊池 康平
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2017/02/17
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――ここからは、ギア(スパイク)について聞かせてください。サッカーを始めた時、最初に履いたスパイクを覚えていますか?
大迫:サッカーを始めたのが小学生の時だからなぁ…。確か、アシックスでした。自分としては当時はまったくこだわりがなかったので、親が買って来てくれていたんだと思います。基本、物に対してのこだわりはそこまでないんですよ。
――物以外にこだわりを持つことはありますか? 食べ物とか、音楽とか、生活スタイルとか。
大迫:特にないですね。音楽も試合前に聴いたり聴かなかったりなので…。試合前にこれを食べるとかもないし。あ、食事は毎日、奥さんに日本食を作ってもらっています。枕や布団はどんなものでも寝られますし。
――背番号へのこだわりは?
大迫:ないですね(笑)
――やはり(笑)。鹿島では2年目から9番で、ケルンに来てからは13番ですよね。なぜ13番にしたのですか?
大迫:…空いてたから(笑)
――あまりこだわりはないんですね(笑)
大迫:ないですね。
――海外に住んでいると、想定外のこともたくさん起きるじゃないですか。
大迫:想定外のことが、ストレスにならないんですよね。
――まさに海外向きですね。ホームシックになったことは?
大迫:ないです。昔、『大迫はホームシックになっている』という記事が出ましたけど、それを見て笑いながら、なんでこんなこと書かれるんだろう?って(笑)。私生活はうまくいっていますよ。
――オフの時間は何をしているのですか?
大迫:子どもと遊んだり、買い物や散歩など、基本、家族で一緒に動きますね。ゲームも今はほとんどしないですし。ネットでJリーグの動画を見たりするくらいですかね。
――サッカーの話に戻りますが、大迫さんの目指しているプレーやストライカー像を教えてください。
大迫:ゴール前ですね。
――ゴール前の強さですか?
大迫:もっと存在感を出していきたいです。
――そのために取り組んでいる事は?
大迫:少ないチャンスを決めることと、ペナルティエリアの中に入って行く回数を増やすこと。ペナルティエリアの中で、どれだけいいポジションを取るかをすごく考えています。
――ポジションどりの話が出ましたが、ドイツでは試合ごとに色々なデータを採っていると聞いたことがあるのですが、本当ですか?
大迫:はい。試合後にコーチから「1対1で勝ってたね」「すごく走ってたね」など、データを元に言われることもあります。
――最近の活躍を見ると、1対1の勝率も上がっている感じですよね?
大迫:そうですね。最近は1対1で勝つことが多い気がします。
――1対1で勝つために、フィジカル的な部分を意識して上げているのですか?
大迫:あんまり(筋肉を)つけるというよりは、慣れるというか。相手の力をうまく吸収しながらやるようにしています。身体を当てながら、相手の力をうまく使って。
――武術のような感じですね。例えばですけど、10年後に大迫さんがストライカーを育てることになったら、どんなことを伝えたいですか?
大迫:ストライカーを育てることはやらないです(笑)
――そうですか(笑)。ちなみに、大迫さんが子どもの頃に憧れていた選手は誰ですか?
大迫:ブラジル代表だったロナウドです。2002年のワールドカップは小学校5年生の時だったのですが、初めてワールドカップを見てすごいなと思って。
――ロナウドは一人で打開して点を取れる選手ですよね。大迫さんが入団した、鹿島アントラーズにも良い日本人FWがたくさんいましたよね。
大迫:見本になる選手がたくさんいました。興梠慎三さん、マルキーニョス、田代有三さん、佐々木竜太さん…。
――錚々たるメンバーですよね。
大迫:だから、鹿島にいた頃はすごく楽しかったです! みんなそれぞれ特徴があって、こういうことができるんだっていう学びがありましたね。
――鹿島はクラブワールドカップで準優勝しましたね。
大迫:レアル・マドリードという、世界の強豪相手に良い試合をしたのを観て、凄く嬉しかったです。がんばりましたよね。
<Vol.3に続く> http://king-gear.com/articles/265
取材協力/株式会社SARCLE
写真/瀬川泰祐
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――ここからは、ギア(スパイク)について聞かせてください。サッカーを始めた時、最初に履いたスパイクを覚えていますか?
大迫:サッカーを始めたのが小学生の時だからなぁ…。確か、アシックスでした。自分としては当時はまったくこだわりがなかったので、親が買って来てくれていたんだと思います。基本、物に対してのこだわりはそこまでないんですよ。
――物以外にこだわりを持つことはありますか? 食べ物とか、音楽とか、生活スタイルとか。
大迫:特にないですね。音楽も試合前に聴いたり聴かなかったりなので…。試合前にこれを食べるとかもないし。あ、食事は毎日、奥さんに日本食を作ってもらっています。枕や布団はどんなものでも寝られますし。
――背番号へのこだわりは?
大迫:ないですね(笑)
――やはり(笑)。鹿島では2年目から9番で、ケルンに来てからは13番ですよね。なぜ13番にしたのですか?
大迫:…空いてたから(笑)
――あまりこだわりはないんですね(笑)
大迫:ないですね。
――海外に住んでいると、想定外のこともたくさん起きるじゃないですか。
大迫:想定外のことが、ストレスにならないんですよね。
――まさに海外向きですね。ホームシックになったことは?
大迫:ないです。昔、『大迫はホームシックになっている』という記事が出ましたけど、それを見て笑いながら、なんでこんなこと書かれるんだろう?って(笑)。私生活はうまくいっていますよ。
――オフの時間は何をしているのですか?
大迫:子どもと遊んだり、買い物や散歩など、基本、家族で一緒に動きますね。ゲームも今はほとんどしないですし。ネットでJリーグの動画を見たりするくらいですかね。
――サッカーの話に戻りますが、大迫さんの目指しているプレーやストライカー像を教えてください。
大迫:ゴール前ですね。
――ゴール前の強さですか?
大迫:もっと存在感を出していきたいです。
――そのために取り組んでいる事は?
大迫:少ないチャンスを決めることと、ペナルティエリアの中に入って行く回数を増やすこと。ペナルティエリアの中で、どれだけいいポジションを取るかをすごく考えています。
――ポジションどりの話が出ましたが、ドイツでは試合ごとに色々なデータを採っていると聞いたことがあるのですが、本当ですか?
大迫:はい。試合後にコーチから「1対1で勝ってたね」「すごく走ってたね」など、データを元に言われることもあります。
――最近の活躍を見ると、1対1の勝率も上がっている感じですよね?
大迫:そうですね。最近は1対1で勝つことが多い気がします。
――1対1で勝つために、フィジカル的な部分を意識して上げているのですか?
大迫:あんまり(筋肉を)つけるというよりは、慣れるというか。相手の力をうまく吸収しながらやるようにしています。身体を当てながら、相手の力をうまく使って。
――武術のような感じですね。例えばですけど、10年後に大迫さんがストライカーを育てることになったら、どんなことを伝えたいですか?
大迫:ストライカーを育てることはやらないです(笑)
――そうですか(笑)。ちなみに、大迫さんが子どもの頃に憧れていた選手は誰ですか?
大迫:ブラジル代表だったロナウドです。2002年のワールドカップは小学校5年生の時だったのですが、初めてワールドカップを見てすごいなと思って。
――ロナウドは一人で打開して点を取れる選手ですよね。大迫さんが入団した、鹿島アントラーズにも良い日本人FWがたくさんいましたよね。
大迫:見本になる選手がたくさんいました。興梠慎三さん、マルキーニョス、田代有三さん、佐々木竜太さん…。
――錚々たるメンバーですよね。
大迫:だから、鹿島にいた頃はすごく楽しかったです! みんなそれぞれ特徴があって、こういうことができるんだっていう学びがありましたね。
――鹿島はクラブワールドカップで準優勝しましたね。
大迫:レアル・マドリードという、世界の強豪相手に良い試合をしたのを観て、凄く嬉しかったです。がんばりましたよね。
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取材協力/株式会社SARCLE
写真/瀬川泰祐
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