
【NPB】阪神・中野、巨人・岡本、横浜・バウアーなどのプレーを振り返るー日本プロ野球オープン戦(3/21~3/23)
いよいよ最終戦を迎える日本プロ野球オープン戦。オープン戦の結果が全てではないが、少しでも調子を上げてシーズンに突入したいのも本音。開幕を目前に控えた今回は、阪神中野拓夢選手を始め、巨人岡本和真選手、横浜トレバー・バウアー投手のプレーを振り返る。※トップ画像出典/PhotoAC

阪神・中野が4打数3安打とオープン戦終盤まで好調をキープ!昨年の雪辱を果たせるか
3月21日
北海道日本ハムファイターズ 5 - 2 東京ヤクルトスワローズ(エスコンフィールドHOKKAIDO)
勝ち投手 加藤貴之投手(1勝0敗)
負け投手 高橋奎二投手(0勝1敗)
埼玉西武ライオンズ 2 - 0 横浜DeNAベイスターズ(ベルーナドーム)
勝ち投手 甲斐野央投手(1勝1敗)
負け投手 浜地真澄投手(0勝1敗)
読売ジャイアンツ 6 - 2 千葉ロッテマリーンズ(東京ドーム)
勝ち投手 戸郷翔征投手(1勝0敗)
負け投手 小島和哉投手(0勝2敗)
中日ドラゴンズ 2 - 3 東北楽天ゴールデンイーグルス(バンテリンドーム)
勝ち投手 早川隆久投手(1勝2敗)
負け投手 髙橋宏斗投手(1勝2敗)
オリックス・バファローズ 1 - 1 阪神タイガース(京セラドーム大阪)
福岡ソフトバンクホークス 5 - 1 広島東洋カープ(みずほPayPayドーム福岡)
勝ち投手 又吉克樹投手(1勝0敗)
負け投手 河野佳投手(0勝1敗)
京セラドーム大阪で行われたオリックス対阪神の試合。先発は、両チームの開幕投手に内定している宮城大弥投手と村上頌樹投手。両投手とも落ち着いた立ち上がり。3回裏には、1アウト3塁の場面で福田周平選手が空振り三振。その際飛び出した麦谷祐介選手を坂本誠志郎捕手は見逃さなかった。素早く3塁に送球しタッチアウト。村上を助ける好プレーだった。そして、試合が動いたのは4回裏、この回先頭の紅林弘太郎選手がセンターへのヒットで出塁すると盗塁で2塁へ。2アウトになり打席に迎えたのは、オリックスの新外国人オリバレス選手。7球目をレフトへと運び、オリックスが1点を先制した。追う阪神は7回、1アウトから代打木浪聖也選手がフォアボールを選ぶと近本光司選手がセンター前ヒットで続く。そして中野が打席に向かい、川瀬堅斗投手の2球目をライトへ運び同点に追いついた。この日中野は4打数3安打の固め打ち。オープン戦打率.355と終盤まで好調をキープしている。その後阪神は、石井大智投手、ゲラ投手、岩崎優投手、桐敷拓馬投手と、昨シーズンもフルで活躍した勝ちパターンの投手が登板し1-1で引き分けた。この試合では、2020年ドラフト支配下として指名された8名中6人が試合に出場。中野もそのうちの1人だ。昨シーズン思うように活躍できなかった中野が、今シーズンは本来の打撃を取り戻しチームを牽引する姿が楽しみだ。
巨人・岡本選手が第3号ホームラン!不動の4番の活躍がリーグ2連覇のカギを握る!
3月22日
北海道日本ハムファイターズ 3 - 3 東京ヤクルトスワローズ(エスコンフィールドHOKKAIDO)
埼玉西武ライオンズ 2 - 5 横浜DeNAベイスターズ(ベルーナドーム)
勝ち投手 平良拳太郎投手(1勝0敗)
負け投手 中村祐太投手(0勝1敗)
読売ジャイアンツ 4 - 4 千葉ロッテマリーンズ(東京ドーム)
中日ドラゴンズ 1 - 1 東北楽天ゴールデンイーグルス(バンテリンドーム)
オリックス・バファローズ 3 - 3 阪神タイガース(京セラドーム大阪)
福岡ソフトバンクホークス 1 - 2 広島東洋カープ(みずほPayPayドーム福岡)
勝ち投手 杉田健投手(1勝0敗)
負け投手 大関友久投手(1勝1敗)
東京ドームで行われた巨人とロッテの対戦。試合は初回から動く。巨人先発のフォスター・グリフィン投手は先頭バッターの岡大海選手を3ボール2ストライクからショートゴロに打ち取った後、2番西川史礁選手にライト線へ3ベースヒットを打たれピンチを招くも、後続をサードライナー、空振り三振と打ち取り無失点で抑える。その裏巨人の攻撃、ロッテ先発新加入のオースティン・ボス投手の立ち上がりを攻め立てる。先頭バッターのトレイ・キャベッジ選手はレフトフライに打ち取られるが、2番坂本勇人選手はフルカウントの末フォアボールを選んで出塁し、3番中山礼都選手は1ストライクからの2球目をセンター前ヒット。1アウトランナー1・2塁とチャンスで登場の4番岡本は、初球高めのストレートをジャストミート。高い放物線を描いた打球は、左中間のスタンドに吸い込まれるオープン戦第3号ホームランとなった。オープン戦前半は打撃不振が続いていたが、直近の試合ではホームランも放つなど調子を上げてきている。ホームラン20本以上を7年連続で続けている不動の4番は、今年もホームランを量産する。
サイ・ヤング賞バウアー投手登場!2度目のNPBでも輝きを放つか…
3月23日
北海道日本ハムファイターズ 7 - 4 東京ヤクルトスワローズ(エスコンフィールドHOKKAIDO)
勝ち投手 松岡洸希投手(1勝0敗)
負け投手 山本大貴投手(0勝1敗)
埼玉西武ライオンズ 4 - 2 横浜DeNAベイスターズ(ベルーナドーム)
勝ち投手 髙橋光成投手(3勝0敗)
負け投手 トレバー・バウアー投手(0勝1敗)
読売ジャイアンツ 1 - 2 千葉ロッテマリーンズ(東京ドーム)
勝ち投手 種市篤暉投手(2勝0敗)
負け投手 石川達也投手(0勝1敗)
中日ドラゴンズ 1 - 3 東北楽天ゴールデンイーグルス(バンテリンドーム)
勝ち投手 西口直人投手(1勝0敗)
負け投手 柳裕也投手(0勝1敗)
オリックス・バファローズ 2 - 1 阪神タイガース(京セラドーム大阪)
勝ち投手 髙島泰都投手(1勝0敗)
負け投手 門別啓人投手(0勝1敗)
広島東洋カープ 1 - 3 福岡ソフトバンクホークス(マツダスタジアム)
勝ち投手 上沢直之投手(2勝1敗)
負け投手 森翔平投手(2勝1敗)
今回注目するのは、西武対横浜の試合。2023年1年間のみの所属だったが、19試合に登板して10勝4敗の成績を残したバウアーが再び横浜に所属してNPBでプレーすることに。3月9日に続いてオープン戦2度目の登板となった。初回こそ三者凡退で抑えたが、2回につかまる。4番レアンドロ・セデーニョ選手、5番渡部聖弥選手に連打を浴びピンチを招くと、7番元山飛優選手にレフト前タイムリーヒットを打たれこの回1失点。その後も得点を重ねられ、5回を投げ9安打4失点と不安の残る結果となった。2020年MLBナショナルリーグで投手の最高賞サイ・ヤング賞を受賞したバウアー、横浜念願のリーグ優勝には彼の活躍が必須だ。
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