
オープン戦もいよいよ佳境に!カブス・鈴木の2打席連続ホームラン!MLBでの日本人選手の活躍(3/21~24)
いよいよオープン戦も終盤に差し掛かった。順調な調整ぶりを見せるメッツ・千賀滉大選手とナショナルズ・小笠原慎之介選手の日本人先発投手対決や、自身初の開幕投手が決定したエンゼルス・菊池雄星選手の鬼気迫る88球の投球、カブス・鈴木誠也選手の1試合2打席連続ソロアーチの大活躍など、日本人選手が活躍したメジャーオープン戦の試合をピックアップした。※トップ画像出典/PhotoAC

オープン戦、日本人投手対決で千賀に軍配!
2025年3月21日(日本時間)
ニューヨーク・メッツ 10-3 ワシントン・ナショナルズ(CACTIパーク・オブ・ザ・パームビーチーズ)
メッツvsナショナルズのオープン戦で、日本人投手の対決が実現した。
メッツの先発投手・千賀は1回にフォアボールとエラーで1点を失うものの2回目以降は投球を立て直し、8人をパーフェクトに抑えた。4回に2打者連続三振を奪ったところで49球の投球制限に達し交代となった。千賀の今試合の成績は6奪三振、0被安打、2与四球、1失点(0自責点)と上々の結果となった。
対するナショナルズの先発投手・小笠原は、初回こそは無失点に抑えたものの、2回に逆転打を浴び3失点。3回にもタイムリーを打たれ2失点。4回途中での降板となり、日本人投手対決は苦い結果に終わってしまった。
菊池気迫の88球!安定したピッチングを見せる
2025年3月22日(日本時間)
コロラド・ロッキーズ 4×-3 ロサンゼルス・エンゼルス(ソルトリバー・フィールズ・アット・トーキング・スティック)
メジャーリーグオープン戦も終盤に差し掛かった。初の開幕投手を務めることとなった菊池は先発として出場。1回を三者凡退に抑え、2回は1アウト1塁2塁のピンチもダブルプレーで切り抜けるなど、幸先の良いスタートを切った。3回には2アウト満塁の窮地に陥るも、三振を奪い危機を脱し、4回5回と5イニング連続無失点に抑え、6回に内野安打を許して降板となった。エンゼルスはサヨナラ負けを喫したものの、菊池は6回途中まで88球を投げて4被安打、5奪三振、2与四球、1失点、防御率3.00と、安定したピッチングで自身の仕上がりを知らしめた。
カブス・鈴木、2打席連続ホームラン!
2025年3月23日(日本時間)
コロラド・ロッキーズ 7-3 シカゴ・カブス(スローン・パーク)
東京シリーズでは2試合、合計8打数無安打と苦しんだ鈴木は、この試合2番・レフトで出場。初回にソロホームランを放ち先制点を奪った。続く3回にも単独ホームランを放ち2打席連続ホームランでチームに貢献。その後4回に役目を終えて試合から退いた。カブスは試合には惜しくも敗れるも、鈴木は開幕に向けて調子は万全のようだ。
1イニング11ストライク無失点!前田好リリーフ!
2025年3月23日(日本時間)
アトランタ・ブレーブス 0-0 デトロイト・タイガース(パブリックス・フィールド・アット・ジョーカー・マーチャント・スタジアム)
ブレーブスとタイガースのオープン戦。両軍点が入らぬまま0-0で試合は進み、7回に2番手として前田健太選手が登板。ブレーブスの4番打者をスイーパーで空振り三振に抑えた。5番打者を同じくスイーパーでライトフライに、6番打者もスイーパーで三振を奪い1イニングを三者凡退に抑えた。この1イニング内で、13球を投げ、うち11球がストライク判定。スイーパーの他にも、フォーシーム、シンカー、スライダー、カーブ、スプリッターと多種多様な球種で相手バッターを抑え、リリーフとしての仕事を全うし次の投手に繋げた。試合は、タイガースは6安打、ブレーブスはわずか4安打と両軍投手が健闘し、0-0のまま引き分けに終わった。
2試合連続無失点!松井リリーフ成功
2025年3月24日(日本時間)
サンディエゴ・パドレス 5-5 アリゾナ・ダイヤモンドバックス(ソルトリバー・フィールズ・アット・トーキング・スティック)
松井裕樹選手が登板したのは、パドレスが1点を追う7回。先頭バッターを見逃し三振に抑え、次の打者にはセンターへのヒットを許すも、2塁を狙ったランナーを走塁死に仕留めてツーアウトランナー無し。続くバッターを申告敬遠で歩かせたところで役目を終え降板した。1イニングに満たない登板であったが、これは松井の次に登板したワンディ・ペラルタ選手を、イニング途中からランナーありの場面でテストする狙いがあったようだ。この試合での松井の成績は、3打者、1被安打、1与四球、1奪三振。2試合連続の無失点で、オープン戦の防御率は3.72となった。
※記事内の情報は配信時点の情報です