31528419 s

【J1第6節】リーグ戦初顔合わせの対戦。岡山がチャンスを量産するもスコアレスドローに!岡山 vs 川崎Fの見どころ

2025年3月16日、JFE晴れの国スタジアムにて明治安田J1リーグ第6節のファジアーノ岡山 vs 川崎フロンターレが開幕。リーグ戦では初めてとなった両チームは攻防を繰り返すも両者ともに最後まで得点を奪えず、0-0の引き分けに終わった。※トップ画像出典/PhotoAC

Icon kinggear icon KING GEAR編集部 | 2025/03/26

リーグ戦初対戦となる岡山と川崎Fの一戦

今季昇格してきた岡山は3試合を戦って2勝1分の戦績。前節の浦和戦は、0-1で敗北。しかし今季はホーム試合では負けなし。ホームで戦う川崎Fとの一戦は、サポーターの応援を味方に勝ちたいところだ。ハイプレスを武器にした戦術で、川崎Fの高い強度や運動量をどのように仕掛けていくのか注目したい。予想フォーメーションは3-4-2-1。直近のリーグ戦からのスタメン変更は4人。DF鈴木喜丈、MF神谷優太、FW岩渕弘人、FW一美和成が外れ、DF工藤孝太、MF藤井海和、FWルカオ、FW木村太哉が入る。

一方、AFCチャンピオンズリーグエリートでホームでの第2戦で「逆転」し、ベスト8入りを決めたばかりの川崎Fは、3日のタイトな日程になるが、勢いに乗ってリーグ戦でも3勝目を狙う。中2日でホームに京都を迎えた4節は0-1で敗戦。ミスから1点を許してしまった。また、攻撃面では最後の崩しの部分がこの日はうまくいかず、課題もあった。本節は、長谷部茂利監督のマネジメント力に注目したい。予想フォーメーションは4-2-3-1。2週間ほど前に行われた直近のリーグ戦からのスタメン変更は7人だが、ACLE上海申花戦からはほとんど変えておらず、唯一変わったのはMF大島僚太のところをMF山本悠樹に変えたのみだ。

決定力不足に泣いたゲーム

前半8分、最初にコーナーキックを獲得したのは岡山。MF加藤聖がキッカーとなりプレーするもFWマルシーニョにクリアされてしまう。その後も岡山の攻撃が続いた。ペナルティエリア内からDF工藤がDF田上へパスを送ると、ペナルティエリア中央からヘディングで枠内にシュート。だが、GK山口にセーブされる。その後も鋭いプレスで高い位置からボールを奪う場面が増えたが、ゴールまではつながらなかった。こぼれ球に反応したFW木村のペナルティエリア中央からのシュートや、DF田上のヘディングシュートなど前半は岡山の攻撃が目立った。しかし、決定力不足により得点につなげることができない。前半のシュート数は岡山が11本、川崎Fは3本。川崎Fが前半のミスが目立った点について長谷部監督は、「ピッチと自分の感覚、選手のフィーリング、スパイクの感覚、そういうところが少し良くなかった」と振り返る。雨が降っていたコンディションの悪さもあったのではないかという声もある。

攻守が頻繁に入れ替わる展開でもスコアレスドローに

後半は川崎Fも調子を取り戻してきた。後半4分、チャンスが訪れたのは川崎Fだ。右サイドからFW伊藤達哉がクロスを入れると、これに反応したFWマルシーニョがペナルティエリア中央からシュートを放つ。しかし、ゴール左に外れてしまう。次は岡山の攻撃。後半6分にコーナーキックを獲得した岡山は、キッカーのMF加藤が左足でボールを蹴り込みスタート。これに反応したDF田上がペナルティエリア中央からシュートを放つも、ゴールの上に外れてしまう。両チームともに激しい攻撃が繰り返されたがブロックも多く、決定打に欠ける展開が続いた。後半43分に岡山に好機が訪れる。MF佐藤龍之介がペナルティエリア内でボールを収めると、こぼれ球に反応したMF松本昌也がペナルティエリア手前からシュートを放つ。惜しくも、ゴールの上に外れてしまう。その後もFW一美がペナルティエリア右から右足で枠内にシュートを放つも、DF丸山祐市にブロックされるなど岡山のハイプレスが目立つ。しかしながらシュートは決まらず、0-0の引き分けに終わった。カウンターも多く試合展開がコロコロと変わる見ごたえのある一戦ではあったが、川崎F、岡山ともに最後の精度のところが足りず、得点を奪うところにまでたどり着けなかった。結果、スコアレスドローで双方が勝ち点1を分け合う結果となった。


「DAZN明治安田生命J1リーグ ハイライト岡山 vs 川崎F : 第6節 」(2025年3月16日配信)より

※記事内の情報は配信時点の情報です