
【NPB】ホークス・モイネロ、西武・與座、横浜・ケイなど投手の活躍が光った日本プロ野球オープン戦(3/18~3/20)
2025年開幕まであとわずか。調整が順調なチームと不安が残るチームとが顕著になってきた。そこで今回は、2024年最優秀防御率に輝いたリバン・モイネロ投手のオープン戦初登板を始め、西武與座海人投手、横浜2年目のアンソニー・ケイ投手の試合を振り返る。

ホークス・モイネロは無双状態継続!今年も活躍に期待大!
3月18日
北海道日本ハムファイターズ 5 - 2 読売ジャイアンツ(エスコンフィールドHOKKAIDO)
勝ち投手 山﨑福也投手(3勝0敗)
負け投手 京本眞投手(0勝1敗)
埼玉西武ライオンズ 6 - 0 広島東洋カープ(ベルーナドーム)
勝ち投手 隅田知一郎投手(1勝1敗)
負け投手 常廣羽也斗投手(0勝1敗)
千葉ロッテマリーンズ 6 - 4 東北楽天ゴールデンイーグルス(ZOZOマリンスタジアム)
勝ち投手 横山陸人投手(2勝0敗)
負け投手 藤井聖投手(1勝3敗)
東京ヤクルトスワローズ 5 - 5 阪神タイガース(明治神宮球場)
横浜DeNAベイスターズ 9 - 4 オリックス・バファローズ(横浜スタジアム)
勝ち投手 アンドレ・ジャクソン投手(1勝0敗)
負け投手 アンダーソン・エスピノーザ投手(1勝2敗)
福岡ソフトバンクホークス 5 - 0 中日ドラゴンズ(みずほPayPayドーム福岡)
勝ち投手 リバン・モイネロ投手(1勝0敗)
負け投手 三浦瑞樹投手(0勝1敗)
みずほPayPayドーム福岡で行われたホークス対中日の対戦。昨年最優秀防御率の栄冠に輝いたホークス・モイネロが満を持して登板。初回先頭バッターの中日岡林勇希選手を2ストライクからセンターフライに打ち取ると、モイネロ劇場の開幕。1人のランナーも許さず6回打者18人に対し71球6奪三振無失点とパーフェクトピッチ。今年も各球団のバッターを手玉にとりそうだ。対して中日の投手陣は、5人登板して7四死球と制球に苦しむ結果となった。シーズン開幕まであとわずか。修正が急がれる。
西武・與座は好投!広島投手陣は不安が残る結果に…
3月19日
北海道日本ハムファイターズ 5 - 2 読売ジャイアンツ(エスコンフィールドHOKKAIDO)
勝ち投手 金村尚真投手(2勝1敗)
負け投手 山﨑伊織投手(1勝2敗)
埼玉西武ライオンズ 10 - 0 広島東洋カープ(ベルーナドーム)
勝ち投手 與座海人投手(1勝1敗)
負け投手 大瀬良大地投手(0勝1敗)
千葉ロッテマリーンズ 5 - 0 東北楽天ゴールデンイーグルス(ZOZOマリンスタジアム)
勝ち投手 西野勇士投手(2勝0敗)
負け投手 岸孝之投手(0勝1敗)
東京ヤクルトスワローズ 中止 阪神タイガース(明治神宮球場)
福岡ソフトバンクホークス 1 - 2 中日ドラゴンズ(みずほPayPayドーム福岡)
勝ち投手 涌井秀章投手(2勝0敗)
負け投手 前田純投手(0勝1敗)
ベルーナドームで行われた西武対広島の対戦。與座と大瀬良というシーズンでも活躍を期待される両投手の先発でプレイボール。與座はオープン戦4試合目の登板、撃ち込まれる試合もあったが安定した投球を続けていた。この日も、初回2連続ヒットでピンチを招くも、要所で三振を奪い無失点で抑える。4回まで投げ2安打6奪三振無失点と好投した。開幕へ向けて準備万端のようだ。かたや広島は、先発の大瀬良が4回3失点、継投の中﨑翔太投手が1回2失点、島内颯太郎投手が1回2失点、栗林良吏投手も1回2失点と昨シーズン大車輪の活躍でチームを支えた4投手が合わせて10失点の大乱調。シーズン開幕直前で不安の残る内容となった。
横浜・ケイは4回⅓を無失点!2年目の飛躍がリーグ優勝のカギを握る!
3月20日
横浜DeNAベイスターズ 2 - 0 オリックス・バファローズ(横浜スタジアム)
勝ち投手 アンソニー・ケイ投手(2勝0敗)
負け投手 椋木蓮投手(0勝1敗)
この日行われたオープン戦は横浜対オリックスの1戦のみ。横浜・ケイとオリックス・椋木の両先発でプレイボール。ケイはオープン戦4試合目の登板。前3試合で1失点と抜群の安定感。この試合も初回オリックス打線の1番中川圭太選手2番太田椋選手3番西川龍馬選手を3者凡退に抑えると、5安打されるものの要所を抑えるピッチングを披露。4回⅓を無失点でマウンドを降りる。継投の颯投手、石田裕太郎投手、篠木健太郎投手もオリックス打線を無失点で抑えた。2024年リーグ3位からの下克上で26年ぶりの日本一に輝いた横浜は、2025年リーグ優勝を目指す。達成するためには、昨年リーグ5位となったチーム防御率3.08の改善が望まれるだろう。昨年6勝9敗防御率3.42の成績だったケイの活躍が、リーグ優勝のカギを握るかもしれない。
オープン戦もあと数試合。スタートダッシュを決めるのはどのチームになるのか。どの試合からも目が離せない。
※記事内の情報は配信時点の情報です