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MLB日本人選手が大活躍!カブス鈴木今季オープン戦で初の2ランホームラン!(3/7~10)

オープン戦も中盤に差し掛かり、それぞれのチームも調子が上がってきたように見える。ドジャース大谷翔平選手が今季初のマルチヒットを記録し得点に繋がる2塁打を記録。他にも、オープン戦初登板となるパドレスのダルビッシュ有選手の好投や、5度目の登板の松井裕樹選手もナイスリリーフをみせた。カブスの鈴木誠也選手も第1号ホームランを放ち、連続試合安打の成績。他にも、オリオールズの菅野智之選手も先発投手として初勝利など、日本人選手の活躍を今回ピックアップした。※トップ画像出典/PhotoAC

Icon kinggear icon KING GEAR編集部 | 2025/03/14

ドジャース7連勝!大谷も快音を響かせる

2025年3月7日(日本時間)

ロサンゼルス・ドジャース 8-4 テキサス・レンジャーズ (キャメルバッグ・ランチ)

ドジャースの勢いが止まらない。大谷は1番・DHでスタメン起用。1回の第1打席では、外角のカットボールを快音と共にレフトへ運んだ。フェンスに当たるボールが帰る前に余裕の表情で2塁を踏み、初回早々先制点に繋がる2塁打を記録した。3回と4回は惜しくも快音は響かなかったが、続く6回にはまたもやレフト前にシングルヒットを放ち1塁へ。代走アレックス・フリーランドと交代し、役割をしっかりと果たした。ドジャースは、大谷が出場した3月初日から7連勝を決めて好調の波に乗っている。大谷はこの試合、4打席2安打の成績を残し、今季オープン戦初のマルチヒットを記録した。

打者として好成績が続く大谷だが、投手としての調整・リハビリをスローダウンさせる方針をデーブ・ロバーツ監督が明かした。ロバーツ監督は「試合が激しさを増し、彼のプレー機会も増えていく。だから、少しの間彼をリハビリから解放し、(投手としての調整の)ペースを落とさせようと思っている」とコメント。打者としての活躍が続くと、どうしても投手としての調整時間を確保することが難しいというもどかしい結果になってしまった。投手復帰の時期についてはまだ未定であるという。二刀流・大谷の完全復帰が待ち遠しい。

初出場ダルビッシュ&5登板目の松井が快投を見せる!

2025年3月9日(日本時間)

サンディエゴ・パドレス 7-2 クリーブランド・ガーディアンズ(ピオリア・スタジアム)

ダルビッシュは初回、ツーアウト走者無しの場面から2塁打とフォアボールを許すも次の打者をを抑え、無失点の立ち上がり。続く2回はカーブとスライダーで2三振を奪い、三者凡退に抑えた。しかし、3回は連打とフォアボールで無死満塁のピンチを招き、カイル・マンザード選手にタイムリーを許してしまう。続く打者にも犠牲フライを打たれ2点を失ったものの、3回途中まで3奪三振。中でも、フォーシームの平均球速は94.3マイル(約151.7キロ)という昨シーズンを超える速さを誇った。冴えわたる好球を見せたダルビッシュのオープン戦初出場は、上々の立ち上がりを見せた。

7回からは、松井が6番目の投手として快投を見せた。2塁打を許したものの、得意のフォーシームで三振を奪い、1回無失点2奪三振のナイスリリーフ。これまでオープン戦5登板では防御率3.60と、開幕に向けて妙妙たる仕上がりを見せている。

カブス鈴木今季初ホームランで決勝打!

2025年3月10日(日本時間)

シカゴ・カブス 9-8 シアトル・マリナーズ(スローン・パーク)

鈴木のホームランがチームを勝利に導いた。この日、2番ライトでスタメン出場した鈴木は、1回は見逃し三振、3回はフォアボールで出塁し、同回再び巡った第3打席ではショートゴロに倒れた。しかし6回、ブランディン・ガルシア選手の変化球を捉え、オープン戦第1号2ランホームランを左中間スタンドに叩き込んだ。そのまま勢いに乗りチームも逃げ切った形で無事勝利をおさめた。

惜しくも敗れたが、鈴木は3打数1安打1打点!

2025年3月10日(日本時間)

シカゴ・カブス 6-8 サンフランシスコ・ジャイアンツ (スローン・パーク)

この日鈴木は2番・レフトでスタメン出場を果たした。4回ツーアウト1・2塁のチャンスで鈴木が、投手の横をすり抜ける強烈なタイムリーをセンターに放ち5点目を掴み取る。毎回得点を重ね、5回終了時点で6-3とリードするカブスだが、9回に5失点とリードを返され、逆転負けを喫した。チームは惜しくも敗北したが、鈴木は4試合連続の安打を記録し、3打数1安打1打点と記録を収めた。

オープン戦初勝利!3イニング無失点に抑えた菅野

2025年3月10日(日本時間)

ボルチモア・オリオールズ 4‐3 ミネソタ・ツインズ (エド・スミス・スタジアム)

オープン戦3度目の出場となった菅野は先発投手として登板。1回は先頭打者のマット・ウォルナー選手から空振り三振を奪うなど、三者凡退に抑え好調のスタートを切った。2回もトレバー・ラーナック選手とエデュアルド・ジュリエン選手を連続で見逃し三振に仕留め、3回は先頭打者をセンターフライに抑え、続く打者もを空振り三振、更にマイク・フォード選手を見逃し三振と次々と抑え、3イニング連続の三者凡退を記録した。走者を一人も出さない見事な投球で3イニングを終え、46球中ストライクは29球で5奪三振、無失点という記録を残し、オープン戦初勝利となった。


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