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夢のエキシビジョンゲームで大谷が2ランホームラン!MLBオープン戦での日本人選手の活躍!(3/14~17)

開幕戦が目前に迫るメジャーリーグ。日本中が大いに沸いたカブスvsドジャースの東京ドームでの開幕戦。その戦いに先駆けて行われた阪神タイガースと読売ジャイアンツとのエキシビジョンゲームをメイン振り返る。また2度目の先発投手として出場したダルビッシュ有選手など、オープン戦での日本人選手の活躍をピックアップした。※トップ画像出典/PhotoAC

Icon kinggear icon KING GEAR編集部 | 2025/03/22

ダルビッシュ2度目の先発は4回1失点の好投

2025年3月14日(日本時間)

カンザスシティ・ロイヤルズ 6×-5 サンディエゴ・パドレス (サプライズ・スタジアム)

オープン戦2度目の先発出場を果たしたダルビッシュ。

初回を三者凡退に抑え、好調の様子を見せる。しかし2回には、三塁打に続く内野ゴロで1点を失う。3回にはフォアボールでランナーを出すも、ダブルプレーで無失点に抑えた。続く4回には再び三者凡退に抑え4イニングを投げ終えた。

パドレスは3点のリードを守り9回を迎えるも、リリーフ陣が崩れ一挙に4点を失い、惜しくも逆転負けを喫した。ダルビッシュは、4イニング54球を投げて2被安打、4奪三振、2与四球、1失点と全体的に安定したピッチングで、開幕へ向けて一層高めたコンディションを披露した。

無失点・菅野、客席からスタンディングオベーションも!

2025年3月15日(日本時間)

ボルティモア・オリオールズ 10-0 ミネソタ・ツインズ(エド・スミス・スタジアム)

オープン戦4度目の登板を迎えた菅野智之選手は、1回2回と三者凡退に抑え、3回はフォアボールを許したものの、その後三振を連続して奪い無失点記録を更新した。4回は先頭打者は抑えたもののその後、安打を連発されてマウンドを降りた。降板時には、無失点記録を更新し好投が続く菅野に観客席からスタンディングオベーションが沸き起こった。

攻撃打線も爆発し、試合を終えてみれば10-0と、オリオールズの完勝に終わったこの試合では、3.1イニングを投げて4奪三振、1被安打、1四球、最速は94マイル(約151km/h)を記録した。試合後に菅野は「ボールの扱いがずっと良くなっていると感じている」「ミネソタ(・ツインズ)戦は2度目だ。やり方を変えてみたらうまくいった」と通訳を通して語った。

着々とメジャーデビューに向けて仕上げてきた菅野、開幕後の活躍に期待せざるを得ない。

いよいよ日本でエキシビジョンゲームが開戦!

2025年3月15日(日本時間) エキシビジョンゲーム

阪神タイガース 3-0 シカゴ・カブス(東京ドーム) 

東京での開幕戦に先駆けて行われた阪神vsカブスのエキシビジョンゲーム。心待ちにしたファンが東京ドームの客席を埋めた。

カブスの鈴木は、2番・DHでスタメン出場。第1打席はセンターライナー、第2打席も打球初速111.7マイル(約180km/h)の強烈なヒットを放つも伸びずセンターフライに倒れた。阪神の門別啓人選手の投球が冴えに冴え、なかなか安打に恵まれない状況が続いた。しかし迎えた第3打席では、三遊間を破るヒットを放ち一塁へ出るも得点には繋がらず。第4打席ではフォアボールを見極め出塁するもホームに帰るチャンスに恵まれず、凱旋試合初日を3打数1安打で終えた。

2025年3月15日(日本時間) エキシビジョンゲーム

ロサンゼルス・ドジャース 5-1 読売ジャイアンツ(東京ドーム)

開幕戦に先駆けて行われたエキシビジョンゲームでは、大谷は1番・DHでスタメン出場。スーパースターの登場に東京ドームは熱狂的ともいえる大歓声に包まれた。1回第1打席はフォアボールを見極め出塁。直接は得点に結びつかずも、チームは2回までに2点をリード。3回ノーアウト2塁の場面では、初球のカーブをフルスイング。高く美しい弧を描いた打球はスタンドに吸い込まれ、2ランホームランとなりリードを4点と大きく離した。打球初速は105マイル(約169km/h)、ローンチアングルは32度と綺麗な弾道を描き、飛距離391フィート(約119m)と、凱旋にふさわしい文句なしの一発だった。

この試合で大谷は、第1打席はフォアボール出塁、第2打席に2ランホームラン、第3打席はセカンドゴロという内容で、第3打席限りで役目を終えた。チームもジャイアンツの打線を抑え5-1とリードを守ったまま初戦を勝利で飾った。

Rソックス吉田、ロングヒット!打率.320まで上げる

2025年3月17日(日本時間)

ボストン・レッドソックス 6-5 ミネソタ・ツインズ(リー・ヘルス・スポーツ・コンプレックス)

5番・DHでスタメン出場の吉田正尚選手は、第1打席から渾身のフルスイング。快音を響かせ打球はセンターを越えてフェンス直撃のヒットとなった。オープン戦中なかなか長打に恵まれなかった吉田だったが、この打席では距離405フィート(約123m)という文句なしのロングヒットを叩きだした。第2打席は三振に終わるも、続く第3打席では、ピッチャー強襲の痛烈なヒットを放ち一塁へ。吉田はこの試合、3打数2安打を記録し、オープン戦打率を.320に上げた。眼前に迫った開幕戦に向けてウォーミングアップは万全のようだ。


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