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東京シリーズ・大谷で今季初本塁打、佐々木はデビュー戦無失点、MLBでの日本人選手の活躍!(3/18~20)

ロサンゼルス・ドジャースとシカゴ・カブスとの開幕戦が日本の東京ドームで行われた。大谷翔平選手の今季初ホームランや、先発には山本由伸選手、今永昇太選手と日本人投手が起用された試合をピックアップした。第2戦では、今年メジャー移籍した佐々木朗希選手が華々しいデビュー戦を飾るなど東京シリーズならではの試合をメインに振り返る。※トップ画像出典/PhotoAC

Icon kinggear icon KING GEAR編集部 | 2025/03/24

開幕初戦!ドジャース大谷2打席連続ヒットで2得点!

2025年3月18日(日本時間)

ロサンゼルス・ドジャース 4-1 シカゴ・カブス(東京ドーム)

ドジャースとカブスの開幕投手には山本・今永がそれぞれ抜擢され、東京シリーズ開幕戦の初戦は史上初の日本人投手の対決となった。

1回は共に無失点に抑えたものの、カブスが2回ツーアウト2塁のチャンスに右中間にタイムリーツーベースを放ち先制点を勝ち取った。しかしその後、仲間からの3点の援護を受けた山本は調子を上げ、カブスに追加点を許さず5回まで投げ切り5イニング1失点4奪三振の好投で降板。一方今永は、走者を抱えて投げぬく苦しい展開も切り抜け、4回に球数が69球に達した為4イニング無安打無失点という成績でマウンドを下りた。

1番・DHでスタメン出場した大谷は今永との対決を迎え、1・2打席は無安打に終わったものの第3打席はライト前に打球初速約173km/hのタイムリーヒットを放ち逆転の狼煙を上げた。第4打席はあえなく三振に倒れたものの、9回の第5打席ではライト線にツーベースヒットを放ち、とどめの4点目を決めた。大谷は5打数2安打2得点と上々の滑り出しで初戦を終えた。

対するカブスの鈴木誠也選手は、2番・DHでスタメン出場。第1・2・3打席は、ショートライナー・サードゴロ・三振とヒットにつながらず、続く第4打席、一発ホームランで同点となるツーアウト2塁の絶好のチャンスもサードライナーに沈み、初戦は4打数無安打と残念な結果に終わってしまった。

東京シリーズ・ドジャースvsカブスの開幕初戦は4-1でドジャースに軍配が上がった。

レッドソックス吉田、オープン戦第1号!会心の一撃!

2025年3月19日(日本時間)

ボストン・レッドソックス 4-4 ニューヨーク・ヤンキース (ジョージ・M・スタインブレナー・フィールド)

代わってこちらはまだオープン戦だ。吉田正尚選手は3番・DHでスタメン出場。第1打席はサードのエラーで出塁、第2打席はショートゴロに終わる。しかし続く第3打席に、2番手ギオフ・ハートリーブ選手のカットボールを捉え打球はライトスタンドに一直線。オープン戦初の同点2ランホームランを放った。打った瞬間にホームランを確信した吉田はバットフリップし、悠々とした足取りでホームを回った。これでオープン戦4試合連続安打となり、打率は.321に。この試合で吉田は、3打数1安打2打点という成績で役目を終えた。

開幕2連勝!佐々木のMLBデビュー戦!大谷今季初本塁打も炸裂!

2025年3月19日(日本時間)

ロサンゼルス・ドジャース 6-3 シカゴ・カブス(東京ドーム)

東京シリーズ第2戦目、この日は待ちに待った佐々木のメジャー公式戦初登板。1回から2番の鈴木をメジャー通算1つ目の初三振に抑え、三者凡退の好スタートを切る。続く2回は2度フォアボール出塁を許し窮地に陥るも、味方の内野手が好プレーを見せダブルプレーに抑えた。しかし、3回にメジャー初安打を浴びてから佐々木の投球が乱れる。続くカブス打線に3連続フォアボールで押し出しを許し1点を失ってしまう。しかし、1アウト満塁という窮地から、4番打者マイケル・ブッシュ選手を約157km/hの剛速球を外角に叩き込み見逃し三振、続く打者を約138km/hのスライダーで空振り三振に沈め、最少失点で危機を脱した。佐々木はこの試合3イニング56球を投げ、1失点5四球3三振という記録でメジャーデビュー戦を終えた。

攻撃の面でもドジャースの躍進は止まらない。1番・DHで出場した大谷は、第1・2打席にレフトフライ、ファーストゴロに倒れるも、続く5回の第3打席には、約159km/hの剛速球を捉えフルスイング、東京ドームが揺れるような大歓声の中ライトスタンドへ今季第1号ホームランを打ち込んだ。第4・5打席はそれぞれ申告敬遠、フォアボール出塁となり、大谷はこの試合を3打数1安打という成績で終えた。

一方カブスの鈴木は2番・DHで出場。第1・2打席は佐々木と対決。それぞれ三振とフォアボールという結果だった。第3打席は3点差でツーアウト1・2塁というチャンスの場面だったが、空振り三振に倒れ、第4打席もサードゴロ、第5打席も空振り三振と精彩に欠ける結果となった。鈴木はこの試合を4打数無安打で終わり、東京シリーズでは安打に恵まれなかった。

2連戦となった東京での開幕戦は、2晩連続でドジャースが勝利を収め終幕した。それぞれ本拠地に戻り、いよいよ本格的なシーズンが始まる。これからも日本人選手が活躍するメジャーリーグから目が離せない。


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