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【J1第6節】ホームの横浜FCがシーズン初の複数得点で勝利!横浜FC vs C大阪の見どころ

2025年3月15日、ニッパツ三ツ沢球技場にて明治安田J1リーグ第6節の横浜FC vs C大阪が開幕。結果は2-0で横浜がホームで3試合目にして初勝利を上げた。さらに今季初の複数得点となった一戦でもあった。※トップ画像出典/PhotoAC

Icon kinggear icon KING GEAR編集部 | 2025/03/24

開幕から1勝ずつの両チームが火花を散らす

横浜FCの直近5試合は1勝1分け3敗。C大阪の直近5試合は1勝2分け2敗。共に開幕から1勝ずつの両チームが一戦を交えることになる。両チームの過去対戦成績は12勝6分け2敗でC大阪の勝ち越し。1勝しかできていないものの、C大阪は「アタッキングフットボール」を掲げるアーサー・パパス新監督の下、開幕から5試合で10得点とゴール数でリーグ2位の数字を誇る。その特徴は、FW中島元彦からスタートするアグレッシブなハイプレス。C大阪としては、フォーメーションも含めて、ビルドアップからアグレッシブに攻めるプレーで自陣へボールを運び、得点を決めたいところだ。横浜FCは切り替えの速さや強度が高いチームを前に、圧力をいなして背後に生まれるスペースを狙いたい。攻撃を武器とするC大阪は、新たなシチュエーションで仕掛ける可能性も考えられる。横浜FCとしては、瞬時に判断を強いられるシーンも出てくるだろう。

横浜FCの予想フォーメーションは3-4-2-1。直近のリーグ戦からのスタメン変更は3人。DF鈴木準弥、FWジョアンパウロ、MF新井瑞希が外れ、大卒ルーキーで初のスタメン入りとなるFW駒沢直哉、新加入のFW山田康太を起用。また、右のウイングバックにはMF山根永遠が3試合ぶりにスタメン復帰する。

C大阪の予想フォーメーションは4-2-3-1。直近のリーグ戦からのスタメン変更は1人でMF阪田澪哉が外れ、FWラファエル・ハットンが4試合ぶりに先発出場となった。

大卒ルーキー横浜FC山田がネットを揺らす

序盤にチャンスをつかんだのは横浜FC。前半1分、FWハットンが戻り、右の高い位置でボールを奪ったMF山根へパス。FW櫻川ソロモンがペナルティエリア中央からシュートを放つも、ゴールの上に外れてしまう。横浜FCは、FW櫻川のフィジカルやDF新保海鈴のクロスボールなどでチャンスを多く作り出し、ペースを握る。対するC大阪は、中盤から前にボールを運ぶ際に奪われるシーンが続出。前半22分は、右サイドからDF西尾隆矢がクロスを入れるも、横浜FC・DF山崎浩介にクリアされたり、こぼれ球に反応したDF西尾がペナルティエリア右から左足で枠内にシュートを放つも、横浜FC・GK市川暉記にセーブされるなど、なかなか流れをつかめずにいる。

横浜FCの勢いは止まらず、前半27分にFW櫻川が1対2の状況で相手のマークをはねのけて、クロスをペナルティーエリア中央のFW山田が合わせ先制点を決めた。隙を見つけた山田のタイミングのよさに横浜FCのサポーターが沸いた。

後半8分に山根が追加点を奪い横浜FCはリードを2点に

1点を取り返したいC大阪は、後半からMF阪田とFWヴィトール ブエノを前線に投入。48分には早速FWヴィトール ブエノがシュートを放ち、反撃開始。横浜FはDF福森晃斗が左サイドからのクロスを入れるも、GKキムジンヒョンにクリアされるなどもあったが、攻撃の決め手に欠ける。すると横浜FCは、こぼれ球に反応したMF山根がペナルティエリア右から右足でゴール右下に決めて2点リードの追加点を奪った。

その後も横浜FCが、C大阪の攻撃からゴールを守り切り、4試合ぶりの白星。過去J1で6戦6敗だった相手に2-0で完勝した快挙を成し遂げた。一方C大阪は、今季5試合目の複数失点となり、厳しい状況だ。守備面はもとより、得意とする攻撃も封じられ、改善が急務が必要とされる。


「DAZN明治安田生命J1リーグ ハイライト横浜FC vs C大阪 : 第6節 」(2025年3月15日配信)より

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