
【Bリーグ第25節】明暗分かれた東地区上位対決は千葉Jが勝利!佐賀はジョシュ・ハレルソン復帰で連敗脱出
「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 SEASON」B1第25節が、3月19日に各地で12試合が開催された。シーズン終盤に向けて、チャンピオンシップ出場圏内の各地区2位を狙う戦いや、ワイルドカード争いも大混戦となってきた。1勝の重みがさらに増してくる中、3節連続での平日1試合の今節も、各地で白熱した戦いが繰り広げられた。※トップ画像出典/photoAC

東地区2位群馬の背中を捉えた3位千葉J、A東京は中地区2位を死守
今節注目の一戦、チャンピオンシップ出場圏内をキープする2位群馬クレインサンダーズと、3位の千葉ジェッツふなばしが直接対決。試合は序盤から千葉が主導権を握る展開で、前半を12点差で折り返す。後半、群馬も追い上げを見せたが、前半の点差が響いて70‐86で敗戦。終盤戦に向けて痛い3連敗を喫した。千葉はこれで3連勝、群馬とのゲーム差もいよいよ1に迫った。同地区首位の宇都宮ブレックスは茨城ロボッツと対戦。8点差で迎えた最終クォーター、茨城の激しいディフェンスに苦戦しながらも12‐0のランで一気に点差を広げ76‐70で勝利した。
中地区首位で21連勝中の三遠ネオフェニックスは、川崎ブレイブサンダースと対戦。第1クォーターから三遠の攻撃力が爆発し、前半終了時点で61得点を挙げる。18点差で迎えた後半、川崎も53得点を挙げる猛追を見せたが惜しくも及ばず、110‐98で三遠の勝利となった。三遠は連勝記録を22に伸ばし首位は独走状態の中地区だが、2位争いは熾烈を極めている。現在2位のアルバルク東京は横浜ビー・コルセアーズと対戦し、試合開始から6分間で10‐0のランを作る。第2クォーターで一度逆転を許すも、その後はリードを保ち80‐71で勝利を収めた。3位のシーホース三河は、秋田ノーザンハピネッツに75‐49と快勝したが、A東京とのゲーム差は1のままで変わらず。5位、6位の直接対決、サンロッカーズ渋谷とファイティングイーグルス名古屋は84‐65でFE名古屋に軍配が上がった。
西地区2位島根は最終クォーターで痛い逆転負け、首位琉球と再び2ゲーム差に
西地区首位の琉球ゴールデンキングスは、同地区4位の京都ハンナリーズとの一戦。天皇杯優勝で勢いに乗る琉球は前半を51‐39で折り返すと、最終クォーターでは粘る京都に一時3点差まで詰められるが、最後はフリースローをしっかり沈め95‐90で勝利した。前節、琉球に勝利しゲーム差を1に縮めた2位の島根スサノオマジックは、ホームに中地区4位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズを迎えての一戦。前半は名古屋Dの堅い守備に苦戦しながらも、島根が10点リードで折り返す。しかし、9点差で迎えた最終クォーター、名古屋Dのディフェンスの強度がさらに上がり、島根は得点を奪えない時間が続く。ディフェンスから流れをつかんだ名古屋Dはここから一気に逆転。残り3秒、1点差で迎えた島根の攻撃はラストシュートが入らず70‐71で痛い黒星となった。これで琉球と再び2ゲーム差。名古屋Ⅾはワイルドカード争いに望みをつなぐ大きな1勝を手にした。
同地区対決となった2試合、大阪エヴェッサと広島ドラゴンフライズの一戦は、93‐80で大阪が勝利し、西地区3位をキープ。佐賀バルーナーズと滋賀レイクスの対戦は、103‐65で佐賀がチーム最多得点で圧勝。連敗を11でストップし、長いトンネルから抜け出した。5位に付ける長崎ヴェルカは、東地区の越谷アルファーズと対戦し、88‐70で勝利。長崎はこれで20勝に到達した。東地区同士の対決となった仙台89ERSとレバンガ北海道は88‐73で北海道が勝利し3連勝。仙台は厳しい11連敗となってしまった。
A東京ライアン・ロシター、キャリアハイの15アシストでトリプルダブル達成
千葉Jのクリストファー・スミスは、ベンチスタートながら25得点の活躍を見せ、群馬との負けられない一戦での大きな勝利の立役者となった。島根戦での逆転勝利に貢献したのは、名古屋Dの今村佳太。ゲームメーカーの齋藤拓実を負傷で欠く中、攻守に渡り奮闘。勝負所で立て続けにシュートを決め21得点を挙げた。さらに、この試合でB1個人通算300スティールを達成。同チームのスコット・エサトンもB1個人通算500アシストを達成した。
A東京のライアン・ロシターは、10得点10リバウンドに加え、キャリアハイとなる15アシストを記録。トリプルダブルの大活躍で、チームを鼓舞し勝利に導いた。佐賀の角田太輝はB1個人通算1,000得点を達成。連敗脱出に貢献した。また、昨年10月末に大けがを負った大黒柱ジョシュ・ハレルソンが復帰し、一つでも勝ちを積み上げたい佐賀にとってはうれしいニュースとなった。
B.LEAGUE 第25節
試合期間:3月19日(水)
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