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【J1第6節】福岡3連敗からの3連勝・安藤智哉、J1初ゴール!福岡 vs FC東京

2025年3月15日、ベスト電器スタジアムにて明治安田J1リーグ第6節の福岡 vs FC東京が開幕。両チームとも得点が取れない中、終了間際に福岡・DF安藤智哉のゴールネットを揺らし1-0で福岡が3連勝を飾った。

Icon kinggear icon KING GEAR編集部 | 2025/03/19

両チームが新監督ー新スタイルの下、勝利を勝ち取るのは

福岡 vs FC東京は、就任1年目の新監督同士の対決として注目したい。FC東京は、昨シーズンまでアルビレックス新潟を指揮していた松橋力蔵監督が就任。前線にスピードのある選手が揃うFC東京の特徴をとらえた速い攻撃展開が求められる。福岡は金明輝監督が就任。今シーズンからは、堅守をベースにしつつも、攻撃的なプレースタイルを求めるようになり、新加入した選手にもそれがあらわれているようだ。福岡のMF紺野和也は、FC東京から今シーズンより移籍した選手。さらに前節の京都戦でFWウェリントンのヘッドパスからのカットインで初得点を挙げるなど、今節の古巣対決に向けて調整を仕上げたかのよう。両チームそれぞれの新指揮官の下でのゲームメイクに期待したい。

過去対戦成績は福岡が優勢

両者の過去対戦成績は12勝6分け6敗で福岡が優勢。福岡は加えてアウェイでの試合で「ウノゼロ」のスコアで2連勝を飾り、開幕からの3連敗を乗り越え、調子を取り戻している。今節はホームに迎えた一戦で勝利を収め、上位争いに参戦したいところだ。先発メンバーは前節・京都戦とほぼ同じで、京都戦で負傷交代したDF湯澤聖人に代わりDF前嶋洋太が右センターバックに入った。

FC東京の直近5試合は2勝1分け2敗。前節・湘南戦では0-0に終わり、連続で無得点の試合が続いている。攻撃力の改善は必要だが、守備は無失点の維持をしたく、今節では、堅実な守りに加えて大胆な攻撃で勝ちにこだわりたいところだ。前節からの変更は、MF安斎颯馬に代わりDF長友佑都が左ウイングバックに入った。

なお、予想フォーメーションは両チームともに3-4-2-1だ。

序盤から福岡の猛攻撃を仕掛けるもスコアレスで折り返す

キックオフ後、序盤からペースを握ったのは福岡だ。自陣からMF見木友哉がパスを送り、MF紺野がペナルティエリア手前からシュートを放つも、ゴールの枠上に外れてしまう。その後もMF紺野を中心に攻撃を組み立てるが、なかなか得点につなげることができない。FC東京が攻撃をはじめたのは前半18分。MF白井康介のクロスからヘディングでFW仲川輝人が合わせるも、GK村上昌謙にセーブされる。その後もGK村上によるセーブが目立っていた。シュート数の多い福岡が主導権を握ったまま、前半32分にMF紺野のスルーパスからFWシャハブ・ザヘディが中央左からゴールにねじ込んだがオフサイドに。前半はスコアレスながらシュート本数は、福岡9本、FC東京2本。福岡が優勢となり試合を折り返した。

安藤智哉が自陣でJ1初ゴールを決めて勝利を導く

後半戦も福岡は好調のスタートを切った。後半26分、FW名古新太郎がペナルティエリア手前から右足で枠内にシュートを放ったり、DF橋本悠がペナルティエリア手前からシュートを放つも、ゴールの上に外れてしまうなど福岡の攻撃が目立ったが、得点を挙げられないまま時計の針が進む。それでも、試合終了間際の後半50分に右サイドからDF田代雅也が上げたクロスにDF安藤が反応。ペナルティエリア中央から相手DFと競り合い、ヘディングを放つとGK野澤大志ブランドンの手をかすめながらゴール左下に決めた。安藤はJ1初ゴールとなり、先制に成功。劇的な展開で試合はそのまま1-0で終了し、福岡は今シーズン初となるホームでの勝利をつかみ取り、3連勝を達成した。振り返ればシュート数は福岡23本、FC東京は5本と圧倒的な大差を見せつけた。FC東京は、3試合続けての無得点となった。


「DAZN明治安田生命J1リーグ ハイライト 福岡 vs FC東京 : 第6節 」(2025年3月15日配信)より

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