「もしオリンピックに行っていたら…」元フィギュアスケート選手“中野友加里”が語る五輪、ライバル、そしてスケート人生の光と影
2000年代の日本女子フィギュアスケートは、まさに黄金時代だった。その中で、6種類の3回転ジャンプを武器に、独自のスタイルで戦い続けたスケーターがいた。中野友加里。「トリプルアクセルは、特別な技じゃない。跳ぶのが当たり前だった。」伊藤みどりを間近で見て育ち、難しいジャンプを特別視せず、「できて当たり前」と思いながら挑戦を続けた。しかし、努力だけでは超えられない壁があった。「オリンピックに行けなかった悔しさは、一生消えないかもしれない。」それでも、彼女は前を向いた。「もしオリンピックに行っていたら、今の人生はなかったかもしれない。」スケートと共に生きた日々。歓喜と挫折、そのすべてを受け入れた今、中野友加里が語る“戦いの記憶”とは――。 ※トップ画像撮影/松川李香(ヒゲ企画)
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